駅伝やマラソンでよく見る鶴谷ターンとは?読み方やメリットは?実際に100回やってみた

ランニング系の実験
トラー
トラー

マラソンや駅伝の折り返し地点で変なターンをする人が増えたよね!

お医者さん
お医者さん

いや、言葉を話すトラの方がよっぽど変だよ?

最近、駅伝やマラソン大会の折り返し地点で行われている、少々変わったターンが話題になっていることはご存じでしょうか?

どうやらそのターンの名前は『鶴谷ターン』と呼ばれるそうです。

鶴谷ターンは、折り返し地点に背面を向けながらターンを行う独特なターンです。

それでは実際にどのようなターンなのか、映像を見て確認をしていきましょう。

全国都道府県男子駅伝では多くのランナーが鶴谷ターンを連発しており、大きな話題となりました。

日本選手権にも出場経験のある、ハイパーイケメンランナー三津家貴也さんもさが桜マラソンで鶴谷ターンを行っています(動画の54秒あたりで鶴谷ターンを行っています)。

動画を見ていただければ、『このターンのやり方見たことある!』と感じる方も多いかと思いますが、今回の記事では、鶴谷ターンについて深掘りをしていこうと思います。

こんな疑問を解決できます

  • 鶴谷ターンの読み方は?
  • 鶴谷ターンの由来は?
  • 鶴谷ターンのメリット・デメリットは?
  • 鶴谷ターンに対する世間の意見は?

それでは早速解説をしていきます。

【そもそも鶴谷ターンの読み方は?】

鶴谷ターンは『つるたにターン』と読みます。

『つるやターン』ではないのでお気を付けください。

トラー
トラー

え、『つるこくターン』じゃないの?

お医者さん
お医者さん

間違え方が独特すぎる!

【鶴谷ターンの由来は?】

鶴谷ターンの名前の由来は、兵庫県西宮市の武蔵川河川敷で行われている、『風伝説駅伝大会』が関係しています。

この『風伝説駅伝大会』は、元報徳学園陸上競技部の監督の、鶴谷邦弘監督の名前から取り、以前は『鶴谷杯駅伝』と呼ばれておりました。

その鶴谷杯駅伝』にて行われたターンが、鶴谷ターンの由来であると言われています。鶴谷杯駅伝の折り返し地点が狭かったため、効率的に折り返しをするために鶴谷ターンが生み出されました。

ちなみに鶴谷邦弘監督が始動した報徳学園は、当初全国高校駅伝で3年連続で優勝を果たしました。まさに伝説の駅伝監督です。

【鶴谷ターンのメリットは?】

鶴谷ターンは上手くできれば、スピードをあまり落とさずに効率的に折り返しをすることができます

また、鶴谷ターンを行うと沿道の観客が盛り上がるので、ランナーからすると意外と楽しいです(笑)

【鶴谷ターンのデメリットは?】

鶴谷ターンは、ぶっつけ本番でマラソン大会で行うと足がもつれて転倒の恐れがあります。事前に練習をすることが大切です。

また、集団走をしている際に鶴谷ターンを行うと、他のランナーと接触をしてしまう可能性があります。鶴谷ターンを行いたい場合は、周りをよく見て安全に配慮をしながら行う必要があります。

さらに人によっては鶴谷ターンを行うことにより身体に違和感を感じてしまう方もおります。

【世間の鶴谷ターンに対しての意見】

鶴谷ターンは大きな話題を呼んでいますが、世間では賛否両論があるようです。

肯定的な意見

否定的な意見

【実際に鶴谷ターンを100回やってみた】

というわけで実際に鶴谷ターンを100回ほどやってみました。往復40mの距離を100往復しました。

GPSで確認をすると、線がありすぎてちょっと気持ち悪いですね。使用したランニングウォッチはGarmin Fore Athleteです。

犬の散歩をしているおじさんや、学校終わりの小学生に不審者だと思われつつも根性でやり切りました。正直かなり恥ずかしかったですが通報されずに済んだのが、不幸中の幸いです

ちなみに『鶴谷ターン100回チャレンジ』を行った場所は船橋市民マラソンのコースにもなっている場所です。

自然が多い場所なので、これからの季節は虫除け対策が必要です。

実際に100回鶴谷ターンをやってみて、『意外と悪くないな』と私は感じました。スピード感を保ちつつターンができるので、いつかマラソン大会の本番でも試してみたいと思います。

ただ、マラソンの終盤で脚に乳酸が溜まっている状態ではまた感覚が変わってくると思うので、余裕がある時にだけチャレンジしてみます。無理をしてまで行うべきではありません。

せっかくなので他にも色々なターンを試していきました。

いい感じの場所にコーンが2つあったので、こちらで練習をしました。

鶴谷ターンだけではなく、色々なターンのやり方を練習していき、自分に合った折り返し方法を模索していきます。

インコースを走り、そのままインコースを駆け抜けるやり方です。鋭角にターンをするので、かなり減速をしなければ物理的に走ることができませんでした。ただ、走る距離は一番短くなります。

次はアウトコースを走って、そのまま大きく折り返し地点を曲がり、アウトコースに抜けるやり方です。走る距離は一番長くなりますが、多くのランナーがインコースを走るため、他のランナーとの接触を避けることができます

最後はアウトコースを走りつつ、折り返し地点前でインコースに入っていき、折り返したらアウトコースにふくらんでいく走り方です。いわゆる『アウト・イン・アウト』です。

昔読んだ車のレース漫画(イニシャルDか湾岸ミッドナイトだったかと・・)で、アウトインアウトの走法を推奨しておりました。車が速いなら、人間も同じじゃね?ということで試してみましたが・・

私もアウト・イン・アウトの走り方が、一番減速せずに気持ちよく走ることができる気がしました

【まとめ】

個人的には鶴谷ターンよりもアウト・イン・アウトの走法の方が速いし、違和感なくターンができる気がしました。

ただ、鶴谷ターンは今話題になっているので、応援に来てくれている沿道の観客の方々にも楽しんでもらうためにも、チャンスがあれば行ってもよいかと思います。

個人的にはトップで走っているランナーや、目立つコスプレをしている方が鶴谷ターンを行ってくれたら、めちゃくちゃ盛り上がります

一緒にマラソン大会に出ている仲間が鶴谷ターンを行っている姿を見るのも、絶対面白いです!

全てのスポーツに共通して言えるのは、『その競技が上手ければそれだけで良い』というわけではなく、『その競技を通じて周りの方々に楽しんでもらう』ということが大切です。周りの方々に楽しんでもらえないと、エンタメとして成立がしなくなってしまいます。

マラソン競技が今後、より一層盛り上がっていくためにも、鶴谷ターンのようにエンタメ性に富んだ折り返し方法が話題になるということは、個人的にとてもいいことだと思っています

今まではなんとも思っていなかった折り返し地点を、鶴谷ターンを知ったおかげで、「あの人は鶴谷ターンやるかな?」、「わ、本当にやったよww」とちょっと面白く感じてきます。人それぞれ色々な楽しみ方をマラソン競技に対して見つけられればいいと思います。

  • 鶴谷ターンをやりたければ安全に配慮して楽しく行う
  • やりたくない人はやらないでも全然OK
  • 見ている側からしたら、やってくれたらちょっと嬉しい

それでは今回の記事はこの辺で終わり!またね👋

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