
陸上部がよく「ケツワレ、ケツワレ」言ってるけどあれって何なの?

マニアックな言葉に興味を持ったわね
元陸上部の方や、陸上好きな仲間との会話の中で「ケツワレ」という言葉を聞いたことはありませんか?
私はYouTubeで陸上系の動画を見ている時に、ケツワレという言葉をよく聞きます。
なんとなくですが「走ってお尻に負荷が来ること」をケツワレと言うのかな?と考えていましたが、しっかりと意味を知りたかったので調べてみました。
こんな疑問が解決できます
- ケツワレって何なの?
- ケツワレの由来や対処法は?
- 実際にケツワレした感想は?
この記事を読めば、「昨日のトレーニングはマジでケツワレだったわ!」と陸上経験者っぽい会話をすることができます。それでは早速解説していきます。
【ケツワレとは?】
まずはGoogleで『ケツワレ』と調べていきました。

ゲ、ゲイ用語・・?ジョックストラップってなんだろう・・?
ジョックストラップ (jockstrap) は、男性用下着の一種で運動時の陰部の揺れや動きを防ぐためのスポーツ用サポーターである。
どうやらこの意味では無さそうですね・・。陸上競技の専門用語で『ケツワレ』という言葉がきっとあるはずなので、続けて検索をしていきます。
次は『陸上 ケツワレ』で検索をかけていきます。


色々とヒットしました。色々と確認をしていったところ、一番分かりやすかった説明がこちらです。
ケツワレを簡単に説明すると、400m程度の距離を全力疾走した後に、負荷のかかったお尻から太ももにかけて、割れるような痛みやだるさの症状が起きることです。
引用:【陸上用語】ケツワレ(けつ割れ)の意味は?中距離や持久系スポーツだけに起きる独特の痛みを紹介! | ランニングシューズ紹介ブログ|ケツワレスパート
つまり400mや800mなどの、短すぎず長すぎない中距離を全力疾走した時に、ケツワレと呼ばれる強い痛みやだるさがお尻に来るそうです。
たしかに、中距離を走り切った方で、トラック上で倒れ込んでいる映像は何度か見たことがあります。
あの方々の中には、ケツワレでどうしても動けなかった方もいるということですね。
辛い冬季練習、陸上選手の皆様なら経験された方多いのではないでしょうか
— TKD(しゅうへい) (@tenpatakeda) December 15, 2019
土下座 🙅♂️
お祈り 🙅♂️
ケツワレ 🙆♀️ pic.twitter.com/AwuNKNSG3T
ちなみに陸上系YouTuberのTKDプロジェクトのTKDさんも、以前ケツワレで倒れている投稿をしておりました。
【ケツワレの由来は?】

ケツワレの由来は、『ケツが割れるほどに痛い』からきていると言われています。

お尻って元々割れてるのに・・

元々割れているお尻が、もっと細かく割れちゃいそうな痛みなのよ
本当に強度の高い中距離を走った時には、「ケツが6個に割れた」、「俺は1ダース(12個)に割れたぜ」など、数をどんどん増やして痛みを表現していきます。面白い表現方法ですよね。

僕はお尻が5ダースに割れたよww

もうそれお尻がサイコロステーキみたいになってるやん
【ケツワレの対処法は?】

それでは、ケツワレをしてしまった時にはどのように対処をすればよいのでしょうか?
- とりあえず歩く
- 日頃から耐乳酸トレーニングをする
- ケアをしっかりとする
とりあえず歩く

ケツワレをしたら、大の字で寝転んでしまいたいところですが、そこをグッとこらえて歩き始めてください。
寝転んでしまうと、疲労物質が脚に溜まりやすいため、ケツワレをしている時間が長く続いてしまいます。
歩いて疲労物質を循環させて、回復を促しましょう。
日頃から耐乳酸トレーニングをする

運動を継続して行うと、乳酸という物質が体内に生成されます。
その乳酸が体内に溜まっている状態で、もう1本走ることを日頃から行うことによって、乳酸への耐性ができてきます。これが耐乳酸トレーニングです。
恐ろしくキツい練習になりますが、ケツワレに日頃から慣れるという意味ですが、かなりのドMでないとこなすのは難しいと思います。
ケアをしっかりとする
ケツワレが落ち着いたら、マッサージガンを用いてケアをすることも効果的です。
血液を循環させて、筋疲労の回復を促していきましょう。
お尻にも使えるマッサージガンも多く商品化されています。
【実際にケツワレしてみた】
というわけで、ケツワレというものがどのような感覚なのかを確かめるために、実際に体感してみました。
高強度の短中距離をある程度の本数をこなすことによって、ケツワレをすることができるとのことなので、以下のようなメニューを行っていきました。
- 400mインターバル(82秒)×10本
- 200m坂道ダッシュ×3本
インターバル10本で乳酸を溜め込み、そこから200m坂ダッシュを3本を全力ダッシュで行うことにより、人生初ケツワレができるはずです。

坂ダッシュのペースです。

高度のデータ。

坂道ダッシュ3本のラップです。赤く□で囲った箇所がダッシュをしたラップです。
1本目からフラフラになりましたが、なんとかこなすことができました。
3本目が終了した後にはお尻が強く痛くなり、つい路上で倒れ込んでしまいました。
本当は倒れずに歩き続けて回復をさせた方がよいですが、はっきり言ってそんなことは不可能です。
お尻だけじゃなく、呼吸も荒くなっているので、倒れ込む以外の選択肢がありません。
【まとめ】
- ケツワレは『ケツが割れるほどに痛い』の略の陸上の専門用語
- 中距離を全力疾走した時に起こりがち
- 本当に追い込んでケツワレした時には多分歩く余裕はない
『ケツワレを起こす』ということはネガティブな印象を起こしがちですが、ケツワレは日頃から猛烈に鍛錬を積んでいるトップアスリートでも起こします。
つまり、ケツワレを起こすということは、『自分の限界まで追い込むことができた』という証拠になります。
そのためケツワレを起こすことは、以前よりも強くなった証拠でもあります。
自分の走力向上のためにも、ケツワレをするくらい追い込むことも時には必要なのかもしれませんね。
それでは今回の記事はこの辺で終わり!またね👋
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