
今朝はコーヒー100杯飲んできたよ。実に優雅な朝だった。

いや、絶対カフェイン中毒じゃん
ランナーの皆さんはこのような噂?迷信?を聞いたことはないでしょうか。
それは・・・
『カフェインを事前に摂取をすると、マラソンのタイムがよくなる』
カフェインとは、皆さんもよくご存じかと思いますが、コーヒーとかエナジードリンクに多く含まれているアレですよね?
僕も昔からうっすらと聞いたことはあったので、マラソンの大会に出る時にはカフェインが含まれている飲み物を意識して飲むようにしています。
ただ皆さんも本当に効果があるのかどうかは半信半疑であり、「みんな飲んでいるからなんとなく飲んどくか」、「飲まないよりは多分いいっしょ?知らんけど」と考えていませんか?
ちなみに私はそのような軽い気持ちで考えておりました。
カフェインを摂取することによって、ランニングに限らずにあらゆるスポーツのクオリティが上がるという論文もあるようですが、「難しい言葉ばかりでイマイチ分からない・・」
そのため、今回はカフェインを摂取する前とカフェインを摂取した後で、どのくらいランニングのタイムが速くなるかを、自分の体で実験をしてみようと考えました。
こんな疑問が解決します
- カフェインって本当にマラソンに効果はあるの?
- 必要なカフェインの量は?
- カフェイン摂取後に何分後に効果が出るの?
【実験のルール】
ルールはかなりシンプルです。
- しっかりとウォーミングアップを済ませる
- 1㎞を全力で走り、タイムを計測する
- カフェインを摂取して時間を置く
- もう1本1㎞を全力で走り、タイムを計測する
- どちらがどのくらい速いのかを比べる
上記のようなルールで実行していきました。
1本目を走り終えた後に、日にちを空けないと疲労が抜けないかな・・とも思いましたが、天候や気温、風の強さなどの条件を同じにしたかったので、1日で強行して行いました。
カフェインが本当にマラソンにおいて効果があるのであれば、2本目の方がタイムが良くなるはずですがどうなるのでしょうか?
【カフェイン実験開始】
早速実験を開始していきます。
自分に必要なカフェイン量
まずは自分に必要なカフェインの量を計算しました。
どうやら必要なカフェインの量は、自分の体重の3倍~6倍ほど摂取をしないと効果が得られにくいとのことでした。
つまり、自分の体重が分からないと必要カフェイン量が分からないということです。
私は大学生のころは58㎏だでしたが、現在は・・

ん?拡大して見ていきましょう。

69.6㎏です。ひとまずは体重計の故障だと信じましょう。
私の今の体重は約70㎏なので、3倍~6倍のカフェインが必要だから・・・
- 70㎏×3=210㎎
- 70㎏×6=420㎎
つまり私の場合は、運動のクオリティを上げるためには210~420㎎はカフェインが必要になるということになります。
体重が50㎏の方の場合は・・
50㎏×3=150㎎
50㎏×6=300㎎
50㎏の方の場合は150㎎~300㎎の摂取で効果が出るので、体重が軽いほど必要なカフェイン量は減っていくことになります。
早速ウォーミングアップを済ませて、まずはカフェイン無しの状態で1㎞を全力で走っていきます。
結果がこちらになります。

向かい風を感じる+単独走+筋肉痛
という言い訳をさせていただきたいのですが、結果は3分29秒でした。
全力を出したので、走り終わった後には血の味がしました。
ひとまずはこのタイムが基準となってきます。
では、次にカフェインを摂取していきます。
まずはカフェインを含んだ飲み物のお買い物です。

GETです。
今回選んだのはエナジードリンクの『MONSTER』と『Red Bull』です
含まれているカフェイン量を計算していきましょう。


少し見えにくいですが、MONSTERが142㎎でRed Bullが80㎎だそうです
つまり142㎎+80㎎で、合計222㎎のカフェインを摂取することにしました。
先述した通り、私の体重では210~420㎎のカフェインが必要になるので、こちらの2本を飲めば効果が出るということになります。
早速飲んでいきます。
まずはRed Bullです。

うん。Red Bull美味い。
次はMONSTERです。

うん。美味しいですがお腹がタプタプです。
そして両方とも炭酸だから苦しいです。
実際のマラソン大会では、ジェルタイプでカフェインを摂取をするのもおすすめです。
そんな後悔はさておき、ひとまずカフェインの効果が出るまでは一旦待ちます。
カフェインの効果が表れる時間
カフェインの効果が表れ始めるのは、摂取から30分~60分後になります。

時刻は現在10時50分
日付は2月14日
世間ではバレンタインデーの中、私は何をやっているのだろうという気持ちをこらえて、実験を続けていきます。
ひとまず40分ほど時間をおいて、11時30分から2本目を走っていくことに決めました。
寒いですがひたすら待っていきます。

11時30分になりました。今の感想は「とりあえず寒い」です。
カフェインを摂取したからといって、特に変化はなくいつも通りの感覚です。
それではカフェインの効果を信じて走っていきます。

結果は3分26秒でした
カフェイン抜きの時は3分29秒だったので、3秒ほど速くなりました。
1本目の疲労もあるはずなのに3秒速くなったのは、私も驚きました。
【まとめ】
- カフェインはマラソンのタイム向上の効果がありそう
- 自分の体重の3倍~6倍を目安に摂取をする必要がある
- 摂取後30分~60分で効果が出てくる
カフェイン無しバージョン、カフェイン有りバージョンで全力で1㎞を2本走ってみて分かったことは、カフェインはどうやらランニングに効果がありそうだということです。
もちろんこんな実験1回では、確実に効果があるとは言い切れません。
「1本目のランで体がいい感じに温まり、たまたまタイムが出た」、「風向きが変わり追い風になったのかもしれない」、「バレンタインの神様が哀れな私に気まぐれでタイムを縮めさせてくれたのかもしれない」
言い出したらキリがないですが、カフェイン摂取以外のいいタイムが出た要素も沢山思いつきます。
ただタイムが縮まったということは揺るぎない事実なので、マラソン大会前や、絶対に成功させたいポイント練習の時には、カフェインの力を借りるという選択肢もよいかと思います。
ただカフェインは利尿作用もあるので、レース中にトイレに行きたくならないように、ランナーの皆さんは気を付けてください。
今日の記事はこの辺で終わり!またね👋
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